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傑出したワインを作った在仏の日本人ワイン農家夫婦に強制退去命令(フランス人らの反応)

2024/02/22
後述で海外ユーザーのコメントをまとめたのでそちらもご覧ください。
在仏の日本人ワイン農家夫婦に退去命令 「恥ずべき決定」に抗議の署名殺到(AFP=時事) - Yahoo!ニュース
【AFP=時事】南仏で「傑出した」ワインを生産している日本人夫妻に強制退去命令が出され、フランスのワイン愛好家たちが処分取り消しを求めて立ち上がった。「正気とは思えない、ばかげた恥ずべき決定」に抗議する署名運動には既に4万2000人以上が賛同し、ワイン評論家やレストラン評論家たちも批判の声を上げている。

 退去命令を受けたのはショウジ・ヒロフミ(Hirofumi Shoji)さんと妻リエ(Rie Shoji)さん。南仏ルシヨン(Roussillon)のバニュルスシュルメール(Banyuls-sur-Mer)近郊で有機栽培したブドウを手摘みで収獲し、添加物を入れない自然派ワインを生産している。

 昨年初めて収獲したグレナッシュ種のブドウを使った赤ワイン「Pedres Blanques」は発売直後から非常に高い評価を受け、「世界のレストラン・ベスト50(World's 50 Best Restaurants)」で昨年3位にランクインしたスペインの「エル・セレール・デ・カン・ロカ(El Celler de Can Roca)」をはじめ、パリの有名高級レストランなどで提供されている。

 また、自然派ワインの愛好家からも注文が殺到し、昨年分の1万本は瞬く間に完売。発売時12ユーロ(約1500円)だった価格は26ユーロ(約3300円)まで跳ね上がった。

 ところが仏移民当局は、夫妻の収入額が滞在許可証の発給条件を満たしておらず、ワイン事業も「存続が不可能」だとして、2人に強制退去命令を出した。

 ヒロフミさんとリエさんは、それぞれ理想のワイン造りを夢見て2011年に渡仏。ブルゴーニュ(Burgundy)やボルドー(Bordeaux)の著名な醸造所で働きながらワイン造りを学ぶ中で出会い、結婚した。

 2016年に2人が購入したワイン農園はピレネー(Pyrenees)山脈が地中海に向かって落ち込む険しい土地に位置する。購入費用は10万ユーロ(約1300万円)を貯金から捻出し、さらに5万ユーロ(約650万円)を融資で賄った。

 しかし、2人が在留資格を「労働者」から「農家」に切り替えようと申請したところ、月収が2000ユーロ(約26万円)に満たないとの理由で移民当局から退去処分を言い渡された。ショウジさん夫妻の代理人を務める弁護士によると、「最初は当局側のミスだと思ったが、3日前に県当局が正式なものだと認めた」という。夫妻は代理人を通じて異議を申し立てている。
~中略~
他のワイン醸造家たちは「2人の育てるブドウの品質にも、日本人らしい完璧主義に支えられたワイン造りにも」感銘を受けていると話している。【翻訳編集】 AFPBB News

Hirofumi_Shoji_Rie
via thedrinksbusiness.com

このニュースについて、フランス人らのコメントを翻訳してまとめました。
(コメント引用元leparisien.fr、facebookthedrinksbusiness.com

以下、海外の反応。断りのない場合は、フランス以外のフランス語圏(アフリカ、カナダなど)ユーザーの可能性もあります。


これは大変なことが起きている!



彼らは平和の中で仕事をさせてほしいと願って、懸命に働いたのに・・・ フランス



彼らは何も迷惑をかけてはいないよね。 フランス



これは虐待だ!もっと日本人が居住しなければならない! フランス



記事はすべてを語っているわけではない。きちんと仕事をして成功する外国人を追放しようとしているのは不合理なことだが、一方で他の多くの人が何もしないで滞在する権利を有している。


これは不公平すぎる。シェアします。 フランス



フランスは、役に立つ人を追放して役に立たない人を保護することを好む。



このような状況に置かれたら、私なら病気になりそうだ。



我々は、本当にすべてを逆さまにする贈り物を持っているのだろうか・・・、それとも裁判官が地方のブドウ園に家族を持っているのだろうか。 フランス



恥ずかしい!



どうやったら彼らを助けることができるのだろうか?



これは明らかに人種差別的な問題と決定でしょう。フランス政府はこの行動を恥ずかしく思うべきです。



これはスペインでも起きていました。 良いワインをつくっても拒否され、より良いワインを作ろうとする外国人は必要とされていません。



この背後にはオオカミがいる。そうでなければこんなことは可能ではない。彼らは特別なワインを作ってくれているのに、我々がそれらを追放したいということになってしまう!裏に怪しい何かがある。 フランス



役人はフランスの毒。



知事や彼のチーフスタッフに、ワイン醸造家を安く手に入れたいと思う友人でもいるのかな。



これは狂っている・・・彼らのように貢献してくれる移民の許可がとても少なすぎる。 イギリス





法律や行政文書は市民には完全に理解できない。



フランスか....これは恥ずかしい。



これはフェイクニュースなのか。 フランス

↑ いいえ、フェイクニュースではありません。 フランス



嫉妬した人が、行政の知識を駆使して彼らを追放し彼らの仕事を奪って有利にしようとした可能性が高い。このワーキングカップルの隣人を調べてみよう。



嫉妬、嫌がらせ、圧力!
フランス人は, この飲み物の製法の独占を持っていないのに外国人を追放することはできる。恥ずべきこと。😩😢 コートジボワール



きちんと仕事をして成果を上げて成功した人に対してもっと多くの敬意を払おう。



彼らを勇気づけよう。良いワインはフランス人の独占ではない。 フランス


翻訳コメントは以上です。
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