ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチの前日計量が28日に都内で行われ、同級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)が体重超過で王座剥奪となった。
リミットは53・5キロ。まずは挑戦者の前王者山中慎介(35=帝拳)は53・3キロの200グラムアンダーで一発パスした。ネリは必死に伸び上がって計量台に乗ったが、55・8キロと2・3キロもオーバーだった。
2時間の猶予を与えられ、約1時間45分後に再計量も54・8キロ。1キロ落としてきたが、まだ1・3キロオーバーのまま。この時点で王座は空位となり、3月1日の両国国技館でのタイトル戦は実施されるが、山中が勝った場合は王座獲得、負けた場合は空位のままとなる。ネリは1日正午に58キロをリミットに当日計量を課せられた。(以下省略、ニュース全文はソース参照山中慎介、計量失敗のルイス・ネリに「ふざけるな」 - ボクシング : 日刊スポーツ

via twitter.com/asianboxing
このニュースについて海外ボクシングファンのコメントを翻訳してまとめたのでご覧ください。以下、海外の反応
ウェイト調整をしていなかったのか。冗談じゃない。 メキシコ

スライマン(WBC会長)がリング上に留まるようにしてくれたのに、なぜ自分を殺すようなことをするのだろうか アメリカ

最近でも、ネリは体重をきっちり作っているようなコメントを出していた。でも結果は明らかになった。彼は「汚染肉の援助」なしでは体重を作れないということだ。

PEDを使い、1マイル以上の大幅な体重超過で不公平なアドバンテージを得る。オリランド・サリドのような筋書きなのか。あっぱれだね、メキシコ! ウクライナ
(※補足 オリランド・サリドは、ドーピング歴(2006年)と体重超過(2014年)歴のあるメキシコの元世界王者、37歳になる現在でも現役 オルランド・サリド - Wikipedia)
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ストロイドの代わりに、今回はウエイトの不正か。

さぞかし今まで経験したことのない高価な食事を取っていたのだろう。 ボクシング専門ツイッターアカウント

やれやれ、彼がすることはすべてズルだ。 アメリカ

旅行してピュアなスイートポテトを食べたかっただけなのか。それでウエイトが・・・ メキシコ

1年間はボクシングから追い出すべきだ。彼はまだスポーツと対戦相手に対して敬意を払っているのだろうか。

(禁止薬物の)クレンブテロールを採っていないとこうなってしまうんだろうな。

この男は実質的に別の階級になってしまっている。山中のために公平なはからいを。

ネリは全くプロフェッショナルではない。この男には重い処分を課さなければならない。

Mexican_Puppetによると、日本側が体重計に細工を施したらしい。
(※補足)Mexican_Puppetとは、ボクシングサイトboxingsceneのフォーラムに出没する有名アカウント。メキシコ人ボクサーを賛美し、対戦相手を中傷する連続投稿の常連として有名。山中vsネリ第一戦のトピックでは、投稿の過半数が Mexican_Puppetの投稿だったほど。ただし今コメントについて実際に Mexican_Puppetによる投稿があったかは不明

この男はボクシング史上最悪クラスの "チャンピオン"だな。

ネリが大幅なウエイトオーバーか、もうこうなっては山中が、この怠惰な不正野郎を叩きのめしてくれと願うしか無い。

ドラッグ中毒者のネリには当然の報いだ。 フィリピン

山中がこの再試合に勝つことを願っている。 イギリス

幸運を祈るミスター山中慎介。 フィリピン
翻訳コメントは以上ですが順次コメントを追加します。コメント引用元(twitter、facebook.com/search、facebook.com/PanteritaNery/、boxingscene、reddit)
やはり体重超過のペナルティは
— 岸本 徹 (@boxkenteichamp) 2018年2月28日
・試合中止、ファイトマネー没収
・1年間以上の出場停止
・タイトルマッチの場合は試合を行わずにベルトが移動する
・試合中止による諸々の違約金などは体重超過した陣営の負担とする
ぐらい厳格にしないとダメですね。今のペナルティは体重超過してるくせに軽すぎる。