ボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチが8月15日、島津アリーナ京都で行われ、王者の山中慎介が挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22歳 メキシコ)に4ラウンドTKOで敗れ、防衛記録が12で途切れました。4ラウンド途中からネリが攻勢に出て山中は時折被弾しながら防戦一方となり、山中陣営から棄権の意思を示すタオルが投げ込まれてレフリーがTKOの宣告をしました。
試合前日のメキシコ人ユーザーのコメントと、試合後の海外ユーザーのコメントを翻訳してまとめたのでご覧ください。
【WBCバンタム級】山中慎介の13連続防衛ならず、ルイス・ネリが世界戦初挑戦で王座奪取https://t.co/sYwmK1TDCv
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年8月15日
山中は4R途中TKOで破れ、具志堅用高が持つ日本タイ記録に手が届かなかった。 pic.twitter.com/aMfIgpoann
試合前日のメキシコ人ユーザーのコメントと、試合後の海外ユーザーのコメントを翻訳してまとめたのでご覧ください。
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以下、海外の反応。前半は試合前のメキシコ人、後半は試合後の英語圏中心のコメントです。
【試合前日】メキシコ人ユーザーのスペイン語コメント
山中が8対1で有利とみる。もしもネリが勝てば歴史的な快挙だ。(メキシコ)
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がんばれネリ、日本で戦うのは厳しいだろうが、メキシコボクシング界の意地を見せろ。可能なら勝ってくれ。(メキシコ)
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ネリはガードを下げる癖を無くして、パンチを大振りせずスマートに戦えばメキシコにタイトルを持ち帰れるだろう。(メキシコ)
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身の毛もよだつような戦いだ。山中は足を使ってリーチの長さをいかしてくるだろう。ネリは顎を締めて接近戦に持ち込む必要がある。スプリットディシジョンまで持ち込むことを期待している。(スペイン語、米国在住のメキシコ人と思われる)
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とにかくやるしかない。勝てなくても日本人に地獄を見せてやれ。(メキシコ)
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ネリの幸運を祈りたいが日本のタフなチャンピオンに値するとは思わない。日本人がKOで勝ってしまうだろう。(メキシコ)
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【以下は試合後】 断りがない場合はアメリカなど英語圏ユーザーのコメント
私はセコンド陣がもっと様子を見るべきだったと思う。山中はまだパンチを出していたし、ネリは疲れていた。ネリは、パンチが全て当たらなくてもいいくらいのつもりでリスペクトなしに攻撃を続けたが、速くて強力だった。山中のディフェンスは隙きがありすぎた。
↑ (ネリは疲れていたというのは)見当違いだ。ネリは素晴らしいスタミナを持っている。デビッド・サンチェス戦では5ラウンドで700発のパンチを放ったんだ。(メキシコ)
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あと少しと思ったがタオルを投入せざるを得なかったね。
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山中は最後までカウンターを狙っていた。山中陣営はそれを中断させてしまって山中は陣営に失望しているように見えた。ネリーは強くて勇敢だった。
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これは日本人世界王者のよくあるパターン、記録のかかった試合で凡庸になって負けてしまう。
長谷川穂積、内山、そして今回の山中。
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なんでセコンド陣はタオルを投げてストップさせたんだろうね。山中は意識をコントロールしていたように見えたよ。
↑ 私見だけど、(山中の)コーナーは嫌な予感を感じていたと思うよ。しかし、山中は打たれ続けてはいたものの、もしも4ラウンドをしのいでいればネリは疲弊していたし、次の5ラウンドから山中は全力で行けたと思う。
↑ おそらく彼ら(山中陣営)は見たこともない状況を見てしまってパニックになったと推測する。ただし残り30秒だし、私だったら止めなかった。
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コーナーがストップした判断はそれほど問題ではない。 山中はリングの四方に逃げながらもコーナーに追い詰められて殴られ続けていたし、コーナーからの視点では更に悪く見えただろう。言うまでもなく、早すぎるストップは遅すぎるストップよりもずっと良い。
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山中が以前の戦いから受けたダメージを考えて、チャンピオンコーナーは最初から心配していたと思う。
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山中はパウンド・フォー・パウンドの地位までいたのに顔面をさらしすぎた。ディフェンスが全般的に崩壊していた。
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山中はこの階級でいつも素晴らしいシーンを見せてくれた。モレノが2度敗れ、ソリスも敗れた。ネリにとって偉大な勝利だ。
とりあえずは以上にします。順次追加するかもしれません。
コメント翻訳元 Facebook(zanferpromotions、BoxAzteca7、GolpeaGolpeESPN)、boxingscene.com、Twitter
当ブログは海外反応サイトではありますが、個人的に注目したツイートを最後に紹介します。
記事カテゴリ : ボクシング
【試合前日】メキシコ人ユーザーのスペイン語コメント
山中が8対1で有利とみる。もしもネリが勝てば歴史的な快挙だ。(メキシコ)
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がんばれネリ、日本で戦うのは厳しいだろうが、メキシコボクシング界の意地を見せろ。可能なら勝ってくれ。(メキシコ)
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ネリはガードを下げる癖を無くして、パンチを大振りせずスマートに戦えばメキシコにタイトルを持ち帰れるだろう。(メキシコ)
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身の毛もよだつような戦いだ。山中は足を使ってリーチの長さをいかしてくるだろう。ネリは顎を締めて接近戦に持ち込む必要がある。スプリットディシジョンまで持ち込むことを期待している。(スペイン語、米国在住のメキシコ人と思われる)
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とにかくやるしかない。勝てなくても日本人に地獄を見せてやれ。(メキシコ)
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ネリの幸運を祈りたいが日本のタフなチャンピオンに値するとは思わない。日本人がKOで勝ってしまうだろう。(メキシコ)
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【以下は試合後】 断りがない場合はアメリカなど英語圏ユーザーのコメント
私はセコンド陣がもっと様子を見るべきだったと思う。山中はまだパンチを出していたし、ネリは疲れていた。ネリは、パンチが全て当たらなくてもいいくらいのつもりでリスペクトなしに攻撃を続けたが、速くて強力だった。山中のディフェンスは隙きがありすぎた。
↑ (ネリは疲れていたというのは)見当違いだ。ネリは素晴らしいスタミナを持っている。デビッド・サンチェス戦では5ラウンドで700発のパンチを放ったんだ。(メキシコ)
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あと少しと思ったがタオルを投入せざるを得なかったね。
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山中は最後までカウンターを狙っていた。山中陣営はそれを中断させてしまって山中は陣営に失望しているように見えた。ネリーは強くて勇敢だった。
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これは日本人世界王者のよくあるパターン、記録のかかった試合で凡庸になって負けてしまう。
長谷川穂積、内山、そして今回の山中。
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なんでセコンド陣はタオルを投げてストップさせたんだろうね。山中は意識をコントロールしていたように見えたよ。
↑ 私見だけど、(山中の)コーナーは嫌な予感を感じていたと思うよ。しかし、山中は打たれ続けてはいたものの、もしも4ラウンドをしのいでいればネリは疲弊していたし、次の5ラウンドから山中は全力で行けたと思う。
↑ おそらく彼ら(山中陣営)は見たこともない状況を見てしまってパニックになったと推測する。ただし残り30秒だし、私だったら止めなかった。
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コーナーがストップした判断はそれほど問題ではない。 山中はリングの四方に逃げながらもコーナーに追い詰められて殴られ続けていたし、コーナーからの視点では更に悪く見えただろう。言うまでもなく、早すぎるストップは遅すぎるストップよりもずっと良い。
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山中が以前の戦いから受けたダメージを考えて、チャンピオンコーナーは最初から心配していたと思う。
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山中はパウンド・フォー・パウンドの地位までいたのに顔面をさらしすぎた。ディフェンスが全般的に崩壊していた。
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山中はこの階級でいつも素晴らしいシーンを見せてくれた。モレノが2度敗れ、ソリスも敗れた。ネリにとって偉大な勝利だ。
とりあえずは以上にします。順次追加するかもしれません。
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当ブログは海外反応サイトではありますが、個人的に注目したツイートを最後に紹介します。
ストップについてはダメージの深さももちろんそうだけど、やはり逆転を狙った左が実際に当たっていながらそれが効いていない、おまけに山中ばりの左の大砲を追撃で食ったという事実が決定打になったんだと思う。過去のピンチとは違い、逆転するビジョンがあまりにも見えなかった。
— ジーコ@拳闘用 (@zeeko3) 2017年8月15日
